日本語には外国語の言葉で作られた単語が多くある。 昔は、中国語から多くの言葉が作られ、それらは和製漢語と呼ばれる。 明治時代以降は欧語1からも新しい日本語の単語が次第に増え、その中には英語から派生したものもある。 このようにして生まれた日本語の中で、英語から生まれたものを和製英語と呼ぶ。 例えば、「テーブル」は英語で「table」と言う。 「インターネット」は「internet」と言う。 発音は異なっていても、よく似ていると思う。

英語を話せる私にとって和製英語は覚えやすい。 なぜなら、英語と和製英語の意味はほとんど同じことが多いからだ。 しかし、時に和製英語を学ぶのが難しいこともある。 私はその理由として三つの点を挙げる。

一つ目は、和製英語の中には英語由来ではない言葉があることである。 一部の和製英語は元々別の欧語から来ている。 英語のネイティブであっても初めて聞いた際には全く理解できないことがある。 例えば、「アルバイト」は元々ドイツ語の「arbeit」から来ている。 「バイキング」と言えば英語だと「ヴァイキング時代の戦士」だけど、日本語では「buffet」を意味する。

二つ目は、発音が似ていても、十分ではないことである。 発音やイントネーションの違いから、ある和製英語を日本人に理解してもらえず、ややこしい気持ちになることがある。 買い物やレストランに行った際にはよくある。 その例として支払方法での「クレジット」である。 「クレディツ」では聞き返されることもあり、このような言葉は聞き取りで誤解が生まれる。

三つ目は、日本語には和製文句がたくさんあるが、意味と使い方が微妙に異なることである。 例えば、英語の「don’t mind」と日本語の「ドンマイ」。 どちらも「気にしないで」と一見似た意味だが使い方の場面は異なる。 「don’t mind」は一般的に「私は気にしないよ」の意味で使うが「ドンマイ」は「あなたは気にしないで」という意味あいが強くスポーツなどの勝負の場面では「落ち込まないで」という意味で使う。

私はこれらの難しい点は、一方で興味深い点でもあると思う。 和製英語の中には日本で独自に進化した言葉もあるので、意味や使い方を理解し発音などに注意した方がいいと思う。 和製英語を知ることは、もっと日本人の概念を理解できることだと思うので更に学びを進めて行きたい。


  1. 欧語:ヨーロッパの言語 ↩︎